三相4線式メーター配線図（2）

三相4線式システム（TN-Cシステム）

三相4線式システムの特徴は、電源変圧器の中性点が接地され、保護中性線（PE）と動作中性線（N）が共有されていることです（PENと呼ばれます）。

三相負荷が基本的に平衡している状況に適しています。 三相負荷が不平衡の場合、PENラインに不平衡電流が流れます。 また、一部の負荷機器による高調波電流もPENに注入されるため、中性線Nが充電され、50Vを超える可能性が非常に高くなります。 人体に危険を及ぼす機器ケーシングを帯電させるだけでなく、安定した基準電位を得ることができません。

PENラインは繰り返し接地する必要があり、その機能は、ゼロ接続された機器がハウジングに接触したときに中性点接地電圧を効果的に下げることです。

欠陥：

（1）三相負荷が不平衡の場合、中性線に不平衡電流が流れ、中性線がアースに電圧を供給します。 中性線に触れると感電の恐れがあります。

（2）漏れ保護スイッチを通過するゼロ線は、作動ゼロ線としてのみ使用でき、漏れスイッチの動作原理によって決定される電気機器の保護ゼロ線として使用することはできません。

（3）TN-Cシステムの金属シェルで使用される保護中性線などの2極漏れ保護スイッチに接続された単相電気機器は、回路の動作中性線に接続することを固く禁じられています。また、漏れ保護スイッチの前のPENラインに接続することも許可されていません。

（4）繰り返し接地装置の接続線を、漏れスイッチを通過する作動ゼロ線に接続することは固く禁じられています。 TN-S電源システムは、動作中性線を保護中性線から完全に分離し、TN-C電源システムの欠陥を克服します。 そのため、建設現場ではTN-Cシステムは使用されなくなり、TN-Sシステムが推奨されます。